まいったな…まったく性癖が読めない

血縁が無ければどれほど歳が離れていようとも、それはただの男と女。運命がちょいと悪戯すれば、容易に体を重ねあうし、唇を貪りもする。たとえそれが世間的には家族という関係であろうとも。こういう事って、意外と身近に有るものですよ。

迫る夏の気配に惑わされた私の心…。男たちの欲望と暴力に、メチャクチャにされたいという願望。血走った強●魔の目つき、荒い息遣いが、私に戦慄と期待の入り混じった感情を抱かせる。獣のような勢いで、私を組み敷く男の太い腕。自由を奪われた私の体。まるで怪物のようにいきり立った男のソレが、私の下半身を貫いた時、私はこの世のものとは思えない、恐怖と絶望で彩られた快楽を覚える。犯●れ、壊され、殺されたい…

閑静なマンションを舞台に元薬科大学助教授の男が巻き起こす非人道的性犯罪の数々。彼が自室で秘かに調合した麻酔ガス…運動神経を麻痺させ、目を見開いたまま睡眠状態に陥る。記憶は一切残らない。隣室に住む若い女性たちはその巧妙な毒牙にあっさりと堕ちて行くのであった…他、裕福な一家を襲った性に飢えた野獣集団による狂気。

ネコを包み込むタチの腕、愛撫するような優しげなまなざし。頬を赤らめてタチを見つめ返すネコの甘えた表情。焼ける様な夏の海岸の砂浜の上で、川のほとりで…。愛し合うメスネコたちのほてった体を冷たい清流が心地よく濡らす。レズビアンたちの愛の形。